灯篭、延段は客人の案内役らしい

日本庭園|茶庭の灯ろう・灯触りの木・ししおどし・延段

えっ、庭師、ライティングデザインもやるの!

庭師「茶会は夜もあるから灯りが必要!」

つくばいの位置が夜はよく分からない。灯りの演出だそうで

「客人は自分の灯りでなく灯籠(とうろう)の灯りに導かれるよ」

灯台のように光るのか聞くと、

「いや、灯りは枝の間で揺らいで見え隠れするよう調整するよ」

「木陰から太陽を見上げたとき、光が躍るだろ!」

どのように光を調節するかと聞くと。

「客人と灯籠とを結ぶ直線上に『灯ざわりの木』を置いて光を躍らせるんだよ」

「『灯ざわりの木』は落葉樹の『もみじ』が最高の役木!」

それは、知りませんでした。ディープな職人技!

茶室の野花って「庭師」が演出してるよ!

主人は庭師に「〇〇という人が来る、◇◇の雰囲気にしたい!」

主人の「思い」と「客人」を考え庭師は山へ分け入る。

庭師はついに一輪の花を見つけ、そっと茶室に飾る。

野花は客人に主人と庭師の思いを静かに伝える。

約三十年前に、庭師から聴いた話。

今は野花は通販で買えるようですが・・

 「ししおどし」は「鹿よけのアイテム」だった

庭師「ししおどしは鹿おどしとも書くよ」

横浜ベースターズ球場・横浜公園内

元々、「ししおどし」は敷地境界線の近くに置いたそうです。

鹿が敷地内に入らないように置いたので「ししおどし」つまり鹿を脅かす。

庭師「昔、鹿おどしに使ってたのを、庭の音の遊びで入れたよ」

造園はなんでもいいものは取り入れる。

庭師「いつも進化してるよ」

でも、住宅街に「ししおどし」を作ると、「音がうるさい」と言われてしまう・・

「延段」の「真・行・草」、日本のデザインパターン

庭師「見れば違いはすぐわかるよ」

デザインパターンのその1  「真」

デザインパターンのその2 「行」です。

デザインパターンの3番目のデザインーその3は「草」です。

日本伝統のデザインパターン「真」「行」「草」、書道でもありますね。

左から、「真」・「行」・「草」の延断

庭師「真は楷書・・まじめに」

「行は行書・・ちょっと遊ぶ」

「草は草書・・自由勝手に」

「茶庭は草だからたのしい!」

 高さと向きがフリー、「織部灯籠」

織部灯篭

庭師「竿を土に埋められるから、上下でも左右でもできる。

上下左右に火袋(灯りを灯す)が動くよ」「織部さんのデザインだよ」

雪見は高さが決められているけど回転はできるね」

雪見灯篭


「他の灯籠は、織部灯籠のように上下は動かないから」

さすがスーパー作庭師「織部」!

火袋は、上から垂れるように持つと、庭師の逆鱗(げきりん)にあうので注意。

子供を抱えるように大事に火袋は運びましょう。

石なので引張られると壊れやすい、特に古い火袋は、

庭師 「壊れる、やめろ・・」